地上20kmから30kmの上空にあるオゾン層は、太陽光線に含まれる有害な紫外線などを遮り、地球上の生物を守っています。100億年もの長い年月をかけてできあがったこのオゾン層が生物を守り育て、美しい緑の地球をつくり、私たち人類も誕生しました。私たち人間は、豊かさと便利さを引き換えに、わずか100年程でオゾン層を壊そうとしています。私たちは、自然と息を合わせることなく、天地の恵みを頂くだけ頂いて、物を使い捨て、燃やし、埋め立て、投棄するといった行為によって、今日の豊かさを享受してきました。
社会の急激な経済発展は、大量生産・大量消費・大量廃棄を引き起こし、二酸化炭素・ダイオキシン・環境ホルモンなどの拡散を招いています。これがオゾン層の破壊・酸性雨・地球温暖化など環境破壊の原因となり、人類のみならず、物言わぬ生き物たちの生命をも危うくしているのです。
私たち「伊万里はちがめプラン」は、本来生ごみや廃食油を捨てる側であった料飲店組合・旅館組合が主体となり、生ごみや廃食油を不潔不要な厄介物として燃やしたり、埋めたりしてしまうのではなく、資源として活用しようと取り組んでいます。生ごみを有機堆肥に変えて畑や田んぼに戻すことで食物連鎖を促し、次の生命体のエネルギー源として役立ち土に活力を与えます。この豊かな土壌から安全で元気な作物を生産し、地域に還元しようと考えています。また有機堆肥は、農薬・化学肥料などによって衰弱した土を豊穣な土へと蘇らせる働きをします。
同時に、この土の中を通って川や海へと流れる水も蘇り、従来持っていた自然の「健全さ」や「豊かさ」を取り戻すことができるのです。
経済的側面からいっても、この生ごみを地域資源として活用することは非常に有効なことです。可燃ごみの量の削減と、処理費用の30%以上の節約が可能です。また有機堆肥を使った土作りを行い、付加価値の高い有機農産物をブランド化することによって、生産者にとっても消費者にとっても有利な農産物の流通販売が可能となります。
このように生ごみを資源として循環させることで、地域の環境の悪化を防ぎ、環境保全型農業を推進し、域産域消によって域内交流を活発化するとともに、物産品・ブランド品・生産加工・流通・販売・観光など新たな事業展開ができます。
また市民参加による消費者との交流を深め、事業者・農家・消費者が一体となった地域の活性化とまちづくりにつながっていくと考えます。 |
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NPO法人伊万里はちがめプラン 理事長 福田俊明
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| はちがめとは? |
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“生きている化石”といわれるカブトガニは、
伊万里地方の方言で 「はちがめ」と呼ばれています。
2億年前から現在と変わらぬ姿で生き続けるカブト ガニのように、 この活動が末永く続くようまた日本 最大のカブトガニ産卵地といわれる伊万里湾を、
美しい状態で子供達へ手渡したいという願いを込めて、 この活動を「伊万里はちがめプラン」と名づけました。 |
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